シューズボックス
- Client
- 日本ユニフル株式会社
- Overview
- 会社の玄関で使用するシューズボックスをオーダーいただきました。
- Works
-
- 企画立案
- 調 査
- 製 材
- 木材乾燥
- デザイン・設計
- 3Dモデリング
- 試 作
- 製作ディレクション
- 加工・製造
- 施工・設置
- Detail
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[製作年月]
2021年3月
[サイズ]
W:1310 D:340 H:1160
[使用地域材]
ブナ
[塗装]
水性ウレタン
About This Consulting
依頼事項・経緯
会社の玄関で従業員の方が使用するシューズボックスをオーダーいただきました。
これまでは、事務の方や現場作業がある方などさまざまな部署の方が使用しているため雑多になりがちだった、とのこと。お客様も目にするところなので見た目もすっきり、かつ使い勝手もよいものをお求めでした。
課題
玄関スペースに収まる寸法をもとに、お客様の要望を踏まえ、最終的な仕様を決定していきましたが、要望のひとつに扉の開閉がありました。下駄箱でよくある上向きに開くものは、上げる動作が必要でものを多く持っているときは使いづらくなります。また占めるときにバタンと大きな音がならないようにしたい、ということで、下向きに扉をあける、戻すときも力要らずでスムーズに閉じるものというご要望でした。
しかし、制限のある寸法と段数によって特殊な動きをするステー(丁番)を検討しなければいけませんでした。
デザイン・設計・製作
ステーに何を使用するか、それによって扉の形状も変わってきます。ステーの選定に多くの時間を費やしました。スムーズに開閉することはもちろん、開いたときに棚板と扉が水平にそろうことで下の段の扉に干渉しないものを選び、その扉の動きを実現するために扉の形状デザインもおのずと決まりました。扉の上部は指がかかりやすいように溝加工を施し、下部は開閉時に下の扉に干渉しない形状に加工。この2つの加工が、シューズボックス全体の印象につながっていきました。
最上段、最下段のオープンスペース、その間の左右の収納スペースの割り振りなどはご要望通りにお造りしました。
防汚性を上げるためウレタン塗料を選択。また大掃除の時には、隅まで掃除できるように、裏板を外すことができる仕様にしました。
お客様の会社が設立20周年の記念に今回のシューズボックスをオーダーしてくださった、と良い後日談もあり大変うれしいです。