西表島のマングローブ ピクニック ランチボックス
- Client
- 星野リゾート 西表島ホテル
- Overview
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西表島の自然を象徴するマングローブをテーマにしたランチボックス
ランチボックスを開けば、マングローブの木、根、そして水面があり、カラフルなお料理が盛られています。 - Works
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- 企画立案
- 調 査
- 製 材
- 木材乾燥
- デザイン・設計
- 3Dモデリング
- 試 作
- 製作ディレクション
- 加工・製造
- 施工・設置
- Detail
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[製作年月]
2022年9月
[使用地域材]
クリ
クルミ
シナ[塗装]
ガラス塗料
About This Consulting
依頼事項・経緯
「ランチボックス内に取り付けるマングローブの根っこをつくれないか」という西表島ホテル様からご相談から始まった本プロジェクト。
当初はランチボックス本体は他社様が制作するという話でしたが、弊社からより企画にあったデザイン、機構をトータルで提案させていただき、最終的にランチボックス全体をツバキラボで設計し、制作することになりました。
課題
一番の課題は、納期でした。
最初のご相談を受けてから、1か月後に撮影が決まっている、そして、岐阜から西表島まで物を送るのに1週間の輸送リードタイムがあるということもあり、要件整理をして、デザインや設計、そして制作までを3週間で行わなければいけませんでした。
また、マングローブの根っこが立体であり、その下は水面を表す透明の引き出しなど、すべてのご要望をひとつの箱にまとめ上げるのは非常に難しく感じられました。
デザイン・設計
中に収められる料理はすでに決定しているため、それらをランチボックスの中にきれいに収めなければいけません。
外寸サイズもある程度決まっていたため、そのなかで、料理の寸法、器の寸法をもとに、構成を考えていきました。
側板の中にヒンジがありガバッと開く観音開きの扉
全体の丸みを帯びたやわらかくかわいらしい印象
枝のように見せた取っ手
側面からとってまで伸びるのマングローブの象嵌
など、内部の収納だけでなく、外見もさまざまなデザイン要素がありますが、すべて実現可能な設計に落とし込みました。
製作
短納期の中、初めて挑戦する機構も多く、試行錯誤を繰り返しながら完成させました。
制作過程でもさまざまな課題が出てくるので、都度クライアント様と確認しながら、進めていきました。