ツバキラボ|家具・木製品の企画・製造|岐阜 ツバキラボ|家具・木製品の企画・製造|岐阜

PROJECT

製作事例

家族の思い出が詰まった柿の庭木を、掛け時計に

Client
個人
Works
  • 企画立案
  • 調 査
  • 製 材
  • 木材乾燥
  • デザイン・設計
  • 3Dモデリング
  • 試 作
  • 製作ディレクション
  • 加工・製造
  • 施工・設置
Detail

[製作スケジュール]

受領:2025年3月
製材:2025年4月
乾燥:2025年6月まで
製作:2025年11月

[サイズ]

直径300mm、厚み30mm

[使用地域材]

カキ
直径300mm、 長さ500mm程度、1本持ち込み

[塗装]

木肌:オイル塗装
樹皮:ウレタン塗装

About This Consulting

依頼事項・経緯

今回の製作は、埼玉県にお住まいのお客様から、「実家で伐採予定の柿の木を、記念として形に残せないか」というご相談をいただいたことから始まりました。柿の木は、お客様のご両親が実家を建てた際の記念として植えられ、長年にわたり家族の暮らしとともに育ってきた木でした。
ご両親がご高齢になり、庭木の手入れが次第に負担となり伐採を検討される中で、木をただ処分するのではなく、思い出とともに残したいというお気持ちから、弊社へご連絡をいただきました。伐採前の段階から、切る長さや保管方法についてご相談を重ねる中で、輪切り加工にし、木の原型を残した掛け時計の製作に決まりました。

課題

今回の制作で大きな課題となったのは、輪切り加工特有の割れと反りへの対応でした。柿の木は性質として反りやすく、割れが生じやすい木材です。伐採から発送までに時間が空いたこともあり、大きな割れが生じていたため、割れをどう処理するかが課題となりました。

デザイン・設計、製作

課題となった割れの処理については、補修案を複数提示した中から、一度半分に切り分け、割れた部分を取り除いた上で再度接着する案を採用しました。
また、伐採から製材・乾燥までの間に時間が空いたことで、木肌に変色が生じていたため、その状態を事前に共有し、木の個性としてご納得いただいた上で製作を進めました。その一環として、側面の樹皮も残す仕上げをご提案しました。木肌の表面と裏面はオイル塗装で木本来の質感を引き出し、樹皮部分には剥がれにくいウレタン塗装を施すことで、見た目と耐久性のバランスを整えています。

Voice
両親から「実家を建てた記念に、母の姉夫婦からもらった柿の木だ」と、秋に実がなるたびに聞かされながら育ってきました。思春期の頃は柿の収穫を手伝うのがあまり好きではなかった記憶もありますが、娘たちが生まれてからは、兄弟も集まる秋の一大イベントになっていました。
両親も歳を重ね、落ち葉や落ちた実の片付けなどの手入れが難しくなり、伐採することになりましたが、家族の思い出がたくさん詰まった柿の木を、どうにか形に残せないかと考え、ツバキラボさんにたどり着きました。完成した時計を手に取ると、庭にあった柿の木の姿がすぐに思い浮かび、家族も喜んでくれました。

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