地域らしさを取り入れた未就学児向け木製玩具
- Client
- 本巣市真正子育て支援センター
- Overview
- 本巣市真正子育て支援センター様の木育広場に設置される木製玩具を製作いたしました。
- Works
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- 企画立案
- 調 査
- 製 材
- 木材乾燥
- デザイン・設計
- 3Dモデリング
- 試 作
- 製作ディレクション
- 加工・製造
- 施工・設置
- Detail
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[製作年月]
2025年10月
[サイズ]
ままごとキッチン幅745mm×高さ450mm×奥行300mm(蛇口除く)
ままごと収納幅745mm×高さ450 奥行300mm
ままごとマルシェ幅745mm×高さ860mm×奥行300mm
おうち型パーテーション幅910mm×高さ900mm×奥行300mm
[使用地域材]
ヒノキ/ホオ/カバ/セン/ブナ/ヤマザクラ/イチョウ/クルミ/ナラ
[塗装]
ヒノキ:無塗装
スイーツ・キッチンパーツ:ガラス塗装
About This Consulting
依頼事項・経緯
県の補助金を活用して本巣市真正子育て支援センターに木育広場を導入することが決まったことから、担当者さまが木育指導員の方に相談され、ツバキラボをご紹介いただきました。県産材を活用した取り組みを行っている点にご興味を持ってくださり、ご依頼へとつながりました。過去に製作した事例をベースにしながら、当施設に合うオリジナルの玩具づくりを進めました。
課題
ご提案を進める中で、未就学児が使いやすいよう高さやサイズを小さくしてほしいというご要望がありました。
また、本巣市の子どもたちにより親しみを感じてもらえるよう、「本巣市らしさ」を玩具に取り入れたいとの思いから、キッチンの取っ手や蛇口パーツに、根尾谷薄墨ザクラのイメージで「さくら」の形を採用することになりました。
桜の形状を木で表現する際、機械加工だけでは直線的なフォルムになってしまう課題がありましたが、まず機械で五角形を成形し、そこに桜の形を描いてバンドソーで切り出すことで、規則的ではない自然な桜のフォルムに仕上げることができました。
デザイン・設計・製作
スイーツおままごとセットは、ドーナツ18個、アイスクリーム5個、ケーキ5個をそれぞれ複数の樹種で製作し、色味や木目の違いを楽しめるよう工夫しています。ケーキは特注品として、お客様からいただいた手書きのイラストをもとに寸法を調整し、ドーナツ用トングでもつかめるサイズ感に仕上げました。
納品時にはスタッフの方々から「かわいい!子どもたちも喜ぶと思います」とのお声をいただき、予算内で期待以上の満足感をお届けすることができました。
- Voice
- ぎふ木育ひろばを設置するにあたり、既製品ではなくオリジナル家具とおもちゃを導入したいと考えていました。ツバキラボさんは、こちら側の要望を細かく聞いてくださり、とても素敵な家具とおもちゃを製作してくださいました。利用される親子たちも、木の手触りやにおいに癒され、「樹種によってこんなに色が違うんだ。」と驚かれています。これからも大切に使用していきたいと思います。ありがとうございました。









