ポータビリティとデザイン性を追求したスーツケース型モバイル屋台
- Client
- 埜となれ山となれ
- Overview
- 埜となれ山となれ様からご依頼いただき、スーツケース型のモバイル屋台を製作いたしました。
- Works
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- 企画立案
- 調 査
- 製 材
- 木材乾燥
- デザイン・設計
- 3Dモデリング
- 試 作
- 製作ディレクション
- 加工・製造
- 施工・設置
- Detail
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[デザイン・設計期間]
2024年2月~2024年9月
[製作年月]
2024年9月~2024年10月
[サイズ]
収納時
幅500mm 奥行き280mm 高さ770mm
天板開口時
幅870mm 奥行き500mm 高さ700mm[使用地域材]
東濃ヒノキ
[塗装]
無塗装
About This Consulting
依頼事項・経緯
「使い方に余白のある新たなプロダクトを。」をコンセプトにマルチユースなキャンプギアを展開するアウトドアブランド「埜となれ山となれ」様。過去に製作させていただいた、収納できる移動式屋台を評価していただき、再度ご依頼をいただきました。前回製作した移動式屋台は、1人での持ち運びが難しいという課題があったため、今回は1人でも移動可能な屋台を作りたいというご要望でした。お客様がデザインされたスーツケース型の屋台の図案をもとに、構造や収まりのアドバイスをした上で、実際に形にしていきました。
課題
以前製作した屋台には開口部分にピアノ丁番を使用していましたが、今回はデザインの都合上、別の金具を採用する必要がありました。蝶番選びに苦労しましたが、最終的にはお客様が見つけてくださった面付丁番を採用することでうまく収めることができました。
デザイン・設計・製作
キャスターにはスケートボードのトラック、ウィールを採用することで、遊び心を加えながらスムーズな動きを実現しました。木部は主に東濃ヒノキを使用し、明るい印象と軽量性を確保しました。また、本体を支える足回りの部分にはブナを使用し、強度を保ちつつヒノキとの色味を調和させました。
完成した屋台はスーツケース型の仕様により持ち運びがしやすく、1人での組み立て・設営が可能になり、大変喜んでいただけました。