図書室リニューアルプロジェクト~こどもたちがこころ休まる図書室に
- Client
- 岐阜市立岩野田小学校PTA
- Overview
- 創立150周年事業の一環で、図書室をリニューアルすることになり、その空間デザイン、家具の制作を担当いたしました。
- Works
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- 企画立案
- 調 査
- 製 材
- 木材乾燥
- デザイン・設計
- 3Dモデリング
- 試 作
- 製作ディレクション
- 加工・製造
- 施工・設置
- Detail
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[製作年月]
2023年8月
[サイズ・数量]
丸テーブル:120cm x 高さ70cm 3台
椅子:12脚 (スチールフレームは塗装し再利用。座、背もたれのみ木で制作)
小上がり:4m x 高さ30cm 1台
[使用地域材]
岐阜県産ヒノキ
[塗装]
テーブルトップ:ガラス塗料 撥水セラミックマルチ
その他: オイル塗料
About This Consulting
依頼事項・経緯
岩野田小学校創立150周年記念にPTAとして図書室のリニューアルを実施したいというご相談から始まりました。現在の図書室は、かつて授業も行われていた名残りでたくさんの長机と椅子が整然と並べられた部屋で、子どもたちが気軽に立ち寄る空間ではなくなってしまっているため、明るく、全体を見渡しやすくして、子どもたちが興味を持ってくれる図書室、居場所のように感じてくれる図書館にできないか、というところが出発点でした。
課題
文部科学省によると学校での図書室の定義や機能は昔に比べると大きく変わっており、現代の図書室は、読書や学習などの機能に加え、子どもたちにとって「心の居場所」としての機能も持ち合わせています。
そのため、私たちは「小学校の中でいちばんほっとでき、本との出会いにワクワクできる場所」をテーマに図書室リニューアルに取り組むことにいたしました。
デザイン・設計・制作
安らぎや安心を与える空間として「角をとる」ことが求められます。机やいすなど丸みがあるデザインを基本とし、最終的に、丸テーブルとスチールパイプを再利用した椅子、そして大きな小上がりのプランに仕上がりました。
小上がりは直径4mもあり、子どもたちが上で飛び跳ねてもびくともしない頑丈な構造になっています。