イタヤカエデのダイニングテーブル
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- 個人
- Overview
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東京にお住いのご家族からご依頼で制作したダイニングテーブル。
都会ならではの住宅事情から、テーブルの端を壁につけ、反対側はテーブル周りをなるべくひろく活用したいということから、板脚と1本脚の組み合わせでデザインいたしました。また、テーブル上はモノを置きたくない、というご要望があり、天板下に棚を設置。そして、遠くから見れば板だけが浮いているように見せたい、とにかく天板が薄く見えるようにしてほしい、というリクエストも。全てをデザイン要素の落とし込み、必要な部分は金具を特注でつくり、ダイニングテーブルを制作いたしました。 - Works
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- 企画立案
- 調 査
- 製 材
- 木材乾燥
- デザイン・設計
- 3Dモデリング
- 試 作
- 製作ディレクション
- 加工・製造
- 施工・設置
- Detail
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[製作年月]
2019年2月
[サイズ]
幅:1800mm
奥行:850mm
高さ:700mm[使用地域材]
イタヤカエデ
[塗装]
オイル
About This Consulting
依頼事項・経緯
リビングキッチンのスペースが限られており、十分にテーブルのスペースが確保できないということで、特注のテーブル制作の依頼でした。
課題
壁にテーブルを接するように配置し、残り3面を広々と使いたい、テーブルの上にはモノがないようにしたい、そして圧迫感がないように(浮いているように見えるぐらい)してほしい、といったリクエストで、すべてを同時に叶えるデザインと設計が求められました。
デザイン・設計・製作
壁に接する側はしっかりと天板を支えられるように天板と近い幅広の板で組みました。なるべく天板の端ぎりぎりのところに板脚をもっていくため、強度を担保するために特注の金具で接合するようにしました。天板下の収納棚は、板脚から突き出すように出ており、その端は金具で天板にぶら下がるようにしています。
反対側は3面が広く使えるように1本脚にしました。しかしテーブルの端に荷重がかかった時に倒れないように、脚の先端(床に接する面積)を広くとれるよう金属板の特注パーツを制作し取り付けています。
さらに天板の下部を斜めカットし極力縁が薄く見えるように加工し、軽やかな印象を与えるデザインになりました。